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女正月って知ってますか?台所に立って料理や家事をしない女性の休日ですが、地域によって仮装をしたり、期間も違ったりする風習の「女正月」について今回は紹介していきます。
女正月に女性は台所で料理をしない
女正月(めしょうがつ)について紹介していきます。
女正月は、女性が料理や炊事洗濯など家事をしないで休む日で、大正月が終わり鏡開きと同じ時期の1月15日の前後の1月14日~16日の事を指しますが、地域によって1月11日からと言う所や期間日数も異なります。
たまに、御節料理は女性をお正月に休ませるためと言われたりしますが、実際は元旦から3が日まで歳神様をお迎えするために台所で料理しないと言う風習があり、そのために年末年始にお節料理を作るのであって、女性がお正月に休むのは大正月が終わった後、小正月に女正月として休みを取るようです。
女性は正月に休めない事から、大正月が終わり一段落した小正月に休む事から女正月と言われるようになり、この女正月には家事の一切をを男性が行って、女性をゆっくり休ませると言うのが風習の地方もありますので、紹介していきます。
女正月は地域で違う風習
松之山の女正月
松之山では、1月15日に300年前から続いている「婿投げ」と言う婿を雪の崖に投げた上に婿が愛の言葉を言う伝統行事があり、この行事の後に女正月が始まります。
秋田県鹿角郡の女正月
秋田県鹿角郡では、15日まで大正月で女性が休めない事から16日から1月末までを女正月として女性の休日にしています。
福島県会津地方の女正月
福島県会津地方では、16日を女の正月として女性は家事などはせずに休みます。
五島(大宝)の女正月
長野県五島市大宝では、年末年始休む暇なく働く女性を労わる行事として女正月があり、女正月には子育て地蔵講のお祭りを行います。
参拝する時に、子供が末永く生きるようにと素麺(細く長い)をお供えします。
その夜に沢山騒いだり仮装をしたり、お酒を飲む風習になっています。
京都や大阪の女正月
京都や大阪では、風俗は年始が忙しいので、地方によっては15日や20日を女正月とします。
鹿児島の女正月
大正月が終わり1月15日に女性は休み家事などはせずに、お供えをしたお餅を雑煮などにして食べます。
以上、いかがでしたか?年末年始のお正月は忙しいので、地域によって日数や始まる期間などは違いますが、一段落した時に女性を労っての女正月なので骨休めをしてみるのも良いですね。