パワハラの定義!注意や指導はパワハラになるのか?
指導能力と仕事が出来る能力は別物について紹介していきます。
パワハラ定義について
「合理的理由のない、単なる指導の範疇を超えた所謂パワハラ」
日研化学の事件では、
人格や存在自体を否定する要素が挙げられています。
厚生労働省の「職場いじめ、嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ」の定義では、
職場パワハラとは、同じ職場で働く人に対して
職務上の地位や職場の人間関係などの優位性を背景に
業務の適正範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える事、
または職場環境を悪化させる行為の事を
パワハラと定義しています。
注意や指導はパワハラになる?
注意や指導はパワハラになるのか?気になりますよね!
と言う事で注意や指導はパワハラになるのか?紹介していきます。
当たり前のことですが、仕事の教務に関係のない事で非難はダメです。
外見や人格を指摘して馬鹿にしていませんか?当然ダメです。
例えば「デブ!遅いからもっと早く仕事をして」、「でくの坊、うすのろ」
「お前使えない。」「いない方がマシ」と言うのはパワハラに該当します。
しかし、仕事を早くして欲しいと部下に指導するのも上司の仕事なので、
「仕事が終わらなくなるのでもっと早く仕事をしてくれる?」などと言うのは可能です。
とは言っても
同じ事を何度も言うことによって、
部下を追い詰めるのはパワハラになることもあります注意しましょう。
相手に言葉が伝わったのであれば、
それ以上、何度も言う事の合理性はなくなってきてしまいます。
上司として新人や部下を指導する場合に
部下のことが好きとか嫌いとか感情は排除して、
どのように仕事をすれば早く終わらすことが出来るのかなどの
具体的なアドバイスをするのが出来る上司です。
例えば
教え方が悪い上司が「いない方がマシ」と言ったとしたら、
上司には、新人や部下を指導する能力がないだけであって、
指導できない苛立ちを
新人や部下に八つ当たりしているだけです。
指導者に指導能力があれば
部下は行動するものです。
そもそも指導能力を強化したり
勉強などは多くの会社はしませんので、
指導能力については、
無知識の上司の方が圧倒的に多いです。
自分の教えられる人間にしか教えられないのは、
その程度の指導能力と言う事になります。
指導能力を向上させる事を意識していない上司は、
自分の教えられる人だけを最初から採用すればよいだけです。
採用してからこんなダメな奴だったとは思わなかったと言っても、
採用基準が論理性のない採用基準だったから
自分が思っていた人でない人を採用してしまったのでしょう。
仕事が出来る能力と教える能力は別物!大声で注意はパワハラ
仕事が出来る能力と仕事を教えられる能力は、
別物です。
上司になると仕事が出来て当たり前ですが、
仕事を教える能力は多くの場合鍛えていないので、指導能力はない人が多いです。
例えば、
学校の先生に教え方が下手な教師が多いなのは、
教え方を工夫しなくても生活が出来るからです。
簡単に言うと教え方に対しての向上心がない。
教え方が上手い塾の先生の場合は、
教え方を工夫しなければ生徒が減り生活が成り立たなくなるので、
学校の先生よりも教え方に工夫しているところが多いからでしょう。
簡単に言うと教え方に対しての向上心がある
このようなことからも、仕事が出来る能力と
仕事が教えられる能力は別物と言う事がわかると思います。
過去の事例によると、
大声で注意したり、怒鳴ったりするのもパワハラになります。
三洋電機コンシューマエレクトロニクス パワハラでは、
古川行男裁判長は「人事担当者が大声で非難したのは社会通念上許されない不法行為」と
判決をしています。
怒鳴ったり、大声で注意したりしなくても
言葉は通じますので、
普通に問題点を指摘して改善をしてもらうようにしましょう!
パラハラ注意事項のまとめ
パワハラ注意事項!心掛けること
- 大声で注意しない
- 暴力や相手に触れない
- 人格否定をしない
- 外見など馬鹿にしない
- 人前で見せしめの様に注意しない
指導するには
改善して欲しいことを声を荒げたりせず普通に伝えたり、
今後同じミスが起きない様に対策を考えたり、
考えさせたりする。
以上「パワハラの定義!注意や指導はパワハラになる?指導能力と仕事が出来る能力は別物」でした。
是非参考にしてみてください。
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