横浜開港記念日に学校休みになるのはなぜなのか？知っていた方が横浜開港祭をより深く心から楽しめるので、由来はいつからかなど紹介していきます。それでは学んでいきましょう！

横浜開港記念日に学校休みになる学校があるのに私の学校はなぜ休みにならないの？と疑問に思った方も多いのではないでしょうか？

横浜開港記念日になると横浜市の学校が休みになります！ですが、全部の学校ではなく、
横浜市立の小学校、中学校、高校は私立と県立以外は休校日になります。

このため横浜開港記念日に休みになる学校と休みにならない学校に分かれてしまいます。

他の県や市からしたら実に羨ましいですね！
このことを上手く使って普段は混んでいるディズニーランドでも横浜開港記念日が平日であれば、ディズニーランドは混まないので家族などで行くと言う横浜市民も意外と多いようです。

横浜開港記念日に学校休みになる理由として横浜開港記念日は横浜にとって特別な日だからと言う事が挙げられますが、どのくらい横浜開港記念日が重要なのか由来を学んでいってみましょう！

横浜開港記念日は、文字通り開港の記念日です！それでは横浜開港までの歴史を見ていきましょう！

1854年、ペリー来航し日本に開国を迫ってきました。
日米和光条約を結びたかった理由
ペリーは植民地化のために黒船で江戸に近い浦賀（神奈川県）にやってきて日本に開国を迫ってきました。

また現在の様に石油が一般的でなく、石油の代わりにクジラの油を燃料に使っていた時代でしたので、燃料補給のために日本は地理的にアメリカにとって都合の良い位置にあったためと言うのもあります。

アメリカは大きな太平洋を渡るためには途中で燃料を補給する場所が必要になってきますので日本に開国を迫って日米和光条約を結びました。

日米和光条約を結んだアメリカは、次の段階として日本に対して貿易もしようと迫ってきて日米修好通商条約を1858年に結ばされました。
日米修好通商条約の内容は、
・関税なし
・治外法権
と言うような植民地化するための不平等条約を迫ってきました。

・関税なしの問題点
関税がなくなると言っても日本にとって一方的に不利な関税なし状態なので、日本国内の物価は高騰するなどの問題が発生しました。

・治外法権の問題点
治外法権とは、日本で外国人が犯罪などを起こしても外国の法律で裁かれると言うものですので、これも日本にとって一方的に不利な不平等条約です。

日米修好通商条約のような不平等条約をなぜ交わしてしまったのでしょうか？について深く知っていきましょう！

日米修好通商条約を交渉した日本の人物は、井伊直弼（大老）でした。実務担当は、岩瀬忠震でした。

先に答えを言ってしまうとアメリカの黒船来航で国力の差が歴然（戦っても負ける）としていていましたので、不平等条約を交わしてしまいました。

日本が植民地化されるのを避けるために日米修好通商条約を結びました。

アメリカ（ハリス）の要求を飲まなければ沢山の黒船で砲弾を撃つと言う事で、井伊直弼としては、戦争を避けるために苦渋の決断で不平等な条約を結ぶ決断をしました。

しかし、ただアメリカの言われるがままの不平等条約を交わしたわけでもなく、アヘン戦争で近隣諸国が滅茶苦茶になったと言う事を知っていたので麻薬を持ち込ませない事、外国人の商売や出歩ける範囲を制限する事、日本の根幹である天皇陛下がいる京都に近い大阪には港を作らせないと言う事は絶対に譲りませんでした。

もし全てアメリカの言われるがままだった場合、直接的な植民地支配を受け日本は滅んで今以上に格差や差別がひどいような最悪な歴史になっていたかもしれません。

安政五カ国条約と言う、元号安政5年（1859年）アメリカ（日米修好通商条約）、イギリス（日英修好通商条約）、フランス（日仏修好通商条約）、オランダ（日蘭修好通商条約）、ロシア（日露修好通商条約）5カ国との間の不平等条約に基づいて安政5年6月2日（旧暦）に横浜港は開港することになりました。

1860年6月1日～2日にかけて横浜港の開港1周年と言う事でお祭りが行われ、このことがきっかけで、開港記念日になりました。

その後1981年から「横浜国際デープレ横浜どんたく」として横浜開港祭が始まり、1995年から「横浜開港祭」とイベント名が変更され毎年恒例行事として現在も多くの国民から愛される様になりました。

どういう経緯で横浜が開港しなければならなかったのか？開港することによって得た現在の発展を忘れないためにも記念日として横浜開港記念日を祝うことは大切ですね！

以上「横浜開港記念日に学校休みになるのはなぜ？由来はいつから」でした。横浜開港祭に旅行すると言う方もいると思いますので是非参考にしてみてください。

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