ひな祭りの定番のハマグリのお吸い物ですが、ハマグリをなぜ食べるのか気になりませんか?さらに女性の貞操とも関係するので今回は、ひな祭りにハマグリを食べる意味と由来を紹介していきます。
ひな祭りにハマグリをなぜ食べる?意味は縁起が良い
まずは、ひな祭りに食べ物の定番としてハマグリのお吸い物がありますが、どんな意味があるのか見ていってみましょう!
ハマグリをなぜ食べるのか?その由来は、ハマグリの貝が一対で上下合わさっていて、別の貝だとピッタリ合わさらないことから夫婦もたった1つのハマグリの貝の組み合わせの様にピッタリ寄り添って一生一人の人と添い遂げられるようにと言う意味があります。
ひな祭りにハマグリを食べる意味
・女性の健康的な成長
・女性の貞操
・一人の相手と一生添い遂げられるように
・夫婦和合
など上記の様な意味があります。
ひな祭りのハマグリと貞操の意味と由来
ひな祭りは女性の健康的な成長を願う伝統行事ですが、ここで少し気になるのが、ひな祭りにハマグリのお吸い物を食べることと女性の貞操がなぜ関係するのか?その意味を見ていってみましょう。
ひな祭りの料理でハマグリのお吸い物がありますが、ハマグリのお味噌汁よりハマグリのお吸い物の方が縁起が良いのです。
ではなぜお吸い物の方が縁起が良いかと言うと、
お吸い物は、「潮汁(うしおじる)」とも呼ばれ、女性の「初潮」と「潮」繋がりで女性の健康的な成長を願うと言う意味が込められています。
またハマグリの旬の季節は2~3月頃と言うこともありますが、栄養価も高く女性の健康にも良いとされています。
ひな祭りのハマグリと婚礼の際の貝合わせの儀の由来
ひな祭りは平安時代頃には行われていたとされて、平安時代のころに貴族の間で「貝合わせ=貝覆い(かいおおい)」と言う遊びがありました。
この「貝合わせ」と言う遊びは、20人以上で遊ぶ真剣衰弱の様な遊びで、和暦の日数と同じ360個のハマグリの貝殻の中に絵が描いてあり、同じ形の貝殻を合わせると言うゲームで女性の遊びとして好まれていました。
ハマグリの貝は一対なので他のハマグリの貝だと合わないと言うことから、男女の関係の様にたった一人の運命の相手と巡り合うと言う意味があります。
貝合わせで使うハマグリの貝殻が多いので貝桶(かいおけ)と言う箱に収納していました。
貝合わせは江戸時代頃になると、大名家の女性が結婚するときに婚礼調度として貝桶を持って行く様になりました。
婚礼の際にはご新婦側からご新郎側へ貝桶渡しの儀式として渡されていました。
貝桶渡しの儀式は、末広がりの8角形の箱にハマグリの貝を収め永遠の愛を誓うと言うものです。
ひな祭りのハマグリのまとめ
・ひな祭りは女性の健康的な成長を願う行事
・ひな祭りのハマグリは婚礼調度に使われる
・ハマグリが上下一対の貝殻であるため運命の人と生涯一緒にいられるようにと言う意味がある。
・ハマグリと女性の貞操がなぜ関係するのかは、ハマグリの「潮汁(うしおじる)」と女性の「初潮」が潮繋がりであるため。
日本人女性なら婚礼の際には貝桶渡しの儀式をするのも古風で趣があり良いですね!
以上「ひな祭りにハマグリをなぜ食べる?貞操を意味する縁起の由来」でした。最後までお読みいただきありがとうございました。